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リハビリテーションについて

      リハビリテーションについて

  1. 言葉の意味は時代とともに変わる

教科書にあるように、リハビリテーションの定義は変化している。

現代においても、

・1943年の全米リハビリテーション審議会:最高度の有用性を獲得するよう回復させる。納税者になること。

・1969年 WHOの定義:機能的能力を可能な最高レベルに達せしめる

  • 1982年 国連・障害者に関する世界行動計画:各個人が自らの人生を変革していくための援助。IL運動の影響を受ける。医学的リハビリテーション、職業的リハビリテーションが意識的に切り捨て、無意識に放置した重度障害者にも環境調整によって社会参加の道を開いたのはIL運動の大きな功績。
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    • リハビリテーションの主体はリハビリテーション関係者(回復させるとか、最高レベルに達せしめる)?から障害者本人へと移り変わってきたことが伺える。
  1. IL運動や従来のリハビリテーションの考え方では包み込むことができないより重度な障害者の存在にとってリハビリテーションとは?

 

例えば、次のWさんは8年間寝たきりの75歳の老人である。軽い右半身麻痺なのだが自力で起き上がりなどはできない。言語障害がないにもかかわらず、ほとんど意味ある発語はない。このようないわゆる寝たきり老人や痴呆性老人にとって、リハビリテーションとは何だろうか?

 

教科書にリハビリテーションとは単に機能訓練のことではないとあるし、このような老人が職業復帰することはありえない。介護者は毎日の介護負担に疲れ、本人は閉じこもった生活を送る。

皆さんが施設や在宅で出会う障害老人のリハビリテーションを考える時に、リハビリテーションと介護は別物ではなく介護のあり方がリハビリテーション的対応になっているかどうかが重要である。

 

③(1)リハビリテーションとは生きがいをうる過程なのか?

 (2)寝たきり老人のリハビリテーションを考えるとき、「何かをすることが重要という価値観」から「存在することそのものに価値がある」という考えかたが重要ではないか?忙しく動き回る現代人にとって非常に考えにくい考え方とも思えるが…・

 (3)寝たきりはいけないというとき、寝たきり老人の存在を否定するようではいけない。私たちは何もせずに寝ている寝たきり老人から実は多くのことを学ぶことができるはずである。

私たちは寝たきりを生み出すような環境を改善するという取り組みにより、寝たきり老人のリハビリテーションに取り組むのである。