座位で生活する~座位は行動への出発点~
座位で生活する~座位は行動への出発点~
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人間の機能と座位
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寝ていることで失うこと‐廃用症候群
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寝たきりの95%は座れる
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座位は危険か:病気の急性期と起立性低血圧以外は座位をとることで危険なことは殆ど無い(起立性低血圧は何度も繰り返して慣らせば起こらなくなる)
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座ることには危険がないので心筋梗塞でも3日目には座らせている
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排泄は完全に座ってしたほうが危険が少ない。仰向いて力むと高血圧には危険
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座位は肺の血液循環を良くして呼吸を安定させる。
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寝る~座る~立つ~歩く・車椅子をこぐ
(2)座位のとりかた
- 長座位は不安定~背中、下肢の裏側の筋肉が短縮(固い体)しているほど
不安定
- 椅子や車椅子での座位が基本
- 仙骨座りをさける(かえって悪化する褥瘡)~坐骨で座る
車椅子や椅子の条件~車椅子の座面がビニールレザーか布張りはたわんで沈む
腰痛や尻の痛み、仙骨座りや疲労しやすい‐‐‐車椅子クッションを使う
- 寝返り~起きあがり~端座位
(3)座位の効果
- 座ると目覚める
○廃用症候群の予防・改善
○正常な嚥下
○すっきりと排尿・排便を
(4)目的のある座位へ
- 座って食事・排泄・入浴
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ただ座っているだけでは、退屈で「腰が痛い」「フラフラする」などの訴えが出る
介助して座らせて5~10分間起立性低血圧がおこらねば、在宅では外に連れ出す。
(5)座位から立位へ