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寝たきり予防10か条

        寝たきり予防10か条       ・

第1条「脳卒中と骨折予防,寝たきり0への第一歩」

 ・脳卒中蠇3割,大腿骨頸部骨折・寝たきりの「きっかけ」・

 

 ・「脳卒中」・昔は安静第一。現在は全身状態が良くなればなるべく早く,起きて「座

る,排泄もポータブルトイレを利用する。脳梗塞では1週間でリハビリ。脳出血でも10

日位でリハビリ。・

 ・脳卒中が寝たきりの直接の原因になることは少ない(広範囲の梗塞)・

80%は歩けるし,殆どが椅子の座位がとれる。片手でも健常な時の80%の事が訓練と

工夫でできるようになる。60才で脳卒中にかかった人の平均余命は25年以上ある。・

生活作りこそが大事。                              

 

 ・「骨折」・老人に多く,問題の大きい大腿骨頸部骨折。・

  関節内の骨折なら「人工骨頭置換術」を積極的にすべき。1週間でベッド端座位がと

れ,2週間で立っても歩いても良い・老人向き。歩いていた人は再び歩ける。・

 積極的に手術をしてくれる所を見つけるべき。例え歩いていなかった人でも手術をしな

いと「痛み」のためにオムツ交換や車椅子に乗せることが困難となる。・

 ・女性は男性より平均寿命は長いが, 腰の曲がりや骨折は男性の4 倍多い。・

  ・予防( カルシウム+動物たんぱく質+ビタミンD +日光浴+運動) ・牛乳( カルシ

ウム不足) ・

 

 ・寝たきり蠇「健康な寝たきり老人」の存在・病気や疾病は寝たきりの「きっかけ」で

はあるが,直接の原因ではない。・

 

第2条 寝たきりは寝かせきりから作られる

過度の安静逆効果

・寝かせきり-在宅では介護力の点からあまり起こせない。援助の必要性。      

・病気・安静。老人の場合なるべく早く起きる時間を長くしていかないと,「病気」は治

ったけど「寝たきり」になる。(老人は拙速を尊ぶ)・

・寝たきりの直接原因(脳卒中そのものは廃用症候群を起こさない)・・

 ・”廃用症候群・((褥そう,拘縮,筋萎縮,骨萎縮,起立性低血圧,心肺機能の低下)・

 ・

  ※廃用症候群を起こさないことが重要。・

・「座位の利点」-別図を参照。・

第3条リハビリは早期開始が効果的 始めようベッドの上から訓練を

・廃用症候群を起こさないために早期訓練を開始する。・”安静を必要最小限・(に。ただしこの

病院リハはあくまで治療者の指示,指導による。患者自身の・”主体性・(はなかなか発揮しにく

い。(教育で言えば義務教育)。生活の中のリハビリは「・”本人の主体性・(」が重要。「・”本人

の主体性」が生じるような援助・(必要。・

・リハビリのある病院でさえ「廃用症候群」を起こしている。麻痺の治療も大事だが,も

っと大事なのは,健側の力をつけることである。・

第4条  暮らしの中でリハビリは食事と排泄着替えから(ADLの自立性を高める)

 

食事(-家族と共に食卓で。えん下性肺炎。えん下障害-多発性脳梗塞。両片麻痺。無    症候性脳梗塞。・

    少しとろみのある食物(ゼラチンタイプで固める。肉,魚,野菜,果物なんでも

    ミキサーで細かく粉砕し,味付けしてゼラチンで固める。)・

    ※寒天・変形しにくく,かまないと呑み込みにくいし,かめば細かい粒粒になる

    舌での押しつぶしもしにくい。咽頭の通過が困難。             

    ※簡単に手に入るえん下食・市販のプリン,ヨーグルト,卵豆腐,ベビーフード,・

     オクノスデザート(奥野社),アイソカルプディング,・

     増粘剤(トロメリン,トロミアップ)・

    ※危険な固形物・ナッツ類,揚げ物(てんぷら,フライ)とうもろこし,生野菜

     コンニャク,ノリ,わかめ・

    ※食物の温度-・”えん下反射は少し冷たいもので誘発・(。人肌は良くない。・

    ※-軽症えん下障害者への食事指導(脳卒中後の方,肺炎を繰かえしている方)

      ・手,口,のどがきれいであるか確かめる。・

      ・食べる前に準備体操(えん下体操)を行う。・

      ・椅子座位,あるいはムセが強い時は,リクライニング椅子などを利用して

       30度仰臥位で食べると良い-顎をひく・

  ・よくかんで味わいながらゆっくり食べるようにする。食べることに            注意を集中する。   ・

 ・食事の時間をきめて,1日にリズムをつくる。・

  6食事の後も必ず歯を磨いて,うがいをして口と喉を清潔に保つ。       食後にお茶を飲む習慣は,口とのどの衛生に効果的。      

    ※えん下性肺炎の原因・食物の誤えん ・咽頭や喉頭の粘膜に細菌の巣ができて

いて,細菌を含んだ唾液などを絶えず誤えんしている ・夜間睡眠中,少量の胃-食道逆流により,胃内容物を誤えんしている。                      

    ※えんげ性肺炎の予防・・食前,食後の口腔・咽頭ケア ・食事の環境を整え,

食事に意識を集中する。・食後の体位-腹部を圧迫しないように2時間以上上体を起こし

ている。むせたり,肺炎の既往がある人はさらに・えん下体操 ・呼吸訓練(くちすぼ

め呼吸)・

    ※きざみ食・摂食,えん下障害のある高齢者にはたいへん食べにくく,危険であ

る。青葉や肉のきざみはパサパサばらばらしている。                

  適するのはえん下障害のない人,開口制限や細かい物なら噛める人。       

                                 ・

排泄(-バルーンをとる。おしっこが出ない人に使うバルーン。尿意がなくなる。感染症を起こしやすい。環境の工夫。・

 

  • 脱水(-老人に脱水症の多い理由

        ・もともと水分が少ない(筋肉が少ない)

  •   ・ 腎機能の低下・濃縮力の低下=尿量の増加 尿量として最低 1000cc必要
  • ・感覚-のどの渇きを感じにくい・

       ・その他-習慣(若い頃から水を飲まない習慣

    ・

おもらしの失敗から水分摂取量を減らす(最低1500cc必要)・

 

     ・脱水(命に関わる)・

      元気なくなる。発熱(年寄りで熱が出たら脱水と思え)。皮膚の乾燥。・

     傾眠 ,うわごと,せん妄,幻覚,昏睡・

      尿量減少,吐き気。脳梗塞・

着替え-病院リハ後退院してまず介助してもらう事。時間がかかっても自分で行う。  

    患側から着て,健側から脱ぐ。・

 

 

第5条  朝起きてまずは着替えて身だしなみ・

       寝食分けて生活にメリとハリ

 

    ・着替えと身だしなみ・社会生活の第一歩。生活のケジメ。不思議なもので,着

替えると気分も違うし,意欲も出る。・

第6条「手は出しすぎず目は離さず」が介護の基本。自立の気持ちを大切に

     ・

  • 不即不離-つかず離れず。必要な時に必要なだけ手を貸す。

「やってあげる」

という意識は,相手が卑屈になったり,意欲がそがれたりする。「体にいいから散歩しな

さい」とか「散歩に連れていってあげようか」というより「一緒に散歩したい」というほ

うが相手の心に届きやすい。・

    ・介護する人-される人という関係はややもすると,介護する人が主体で介護さ

れる人が受け身になりやすい。・

・必要な対等な関係。自分はまわりにやっかいだけかけるのでなく, 必要とされる存在だと認識できるように。・

※。・

   「寝ついて家族に迷惑をかけたくない」という気持ちが強い。そのために自立する

   という意識。・

※ 寝ついたときはどうか- 寝たきり・痴呆は心身ともに100 %依存と言えるか?  

    「寝たきり」「ぼけ」の老人は, まさにそうであることによって, 家族に多くの

    ものを与えている。それは介護を通して家族の絆を強めることであったり, 介護

    を通して新たな生活の工夫を促したり, 社会政策に目を開かせたり, 際限のない

    ものを家族に与えていると言えないか? 生徒のいない教師がいないと同様, 患者

のいない医師は有り得ないと同様, 老人のいない若い者も有り得ない。 老人と

若者- 全ては相互依存・

    ※「生きる意味と価値」の喪失が老人, 介護者にとって最も辛い・

第7条 ベットから移ろう移そう車椅子行動 広げる機器の活用道具の利用-本人が使いこなせて,ADLと行動範囲を広げる物

第8条 手すり段差をなくし住みやすくアイデア生かした住まいの工夫(家屋改造)・

第9条 家庭でも社会でも喜び見つけみんなで防ごう閉じ込もり

とじこもりこそが寝たきりの原因

 

第10条 進んで利用機能訓練,デイサービス

寝たきりなくす人の和地域の和

 

 生活の自立性生活の社会性の建て直しこそが生活リハビリである。・

 老人も介護者・その他の家族も「孤立」しないことこそが重要。・

 ※社会交流=通所ケアによって得るものは多い。孤立からの脱却により, 人の和, 地域

の和の中で生きることに通じる。同じ障害者同士の交流, 介護者同士の交流が生きる

  意味を再発見させる。・

 ※サービス提供側は画一的にならぬよう配慮する。一人一人ニーズは違う。その人のよ

り良い生活のために提供できることを提供する。