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ベッドから起きて車椅子に座る

移動・移乗介助 実技実習

20070808

 

「ベッドから起きて車椅子に座る」

寝たきりの予防

最も必要なのは

力ではない

優しい心でもない

障害があっても動きやすい、工夫された介助である、

寝たきりをつくる介助法と

寝たきりを作らない介助法―自立をめざした介助法

2.移動の困難さからベッドや家に閉じこもることで生じる問題

 

①身体的側面:廃用症候群の重度化(言うまでも無く寝たきりの直接原因である)

②心理的側面:活動意欲の低下、依存心の増加(主体性の喪失)

  1. 社会環境的側面:人的な面では、人間関係の狭小化と一方通行のコミュニケーション。

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*これら①~③は相互に影響を与え合う

しかし、ここで移動の自立の意味を再考する必要がある。移動に自立することは、単に車椅子をこげば体の機能改善になるということでなく、上記の①②③の改善につながる。身体的には廃用症候群の予防と改善、心理的には主体性や活動意欲を取り戻す、社会環境的には人間関係を拡げ、相互通行のコミュニケーションを取り戻すための手段を再び手に入れるということである。寝たきりと移動の問題は深い関係にある。

 

 私たちは移動や他のADLの介助を単に技術や力の問題としてはならない。移動の理念、他のADLの理念について理解して技術を使わなくてはならない。

3.移動による生活空間の範囲の拡大・狭小に関わる問題や改善についてのまとめ(図)

 

Image 14

 

 

 

Ⅰ.自立を目指した介助:できることはしてもらい、できない動きを介助する。介助の目的は介助量が少なくなり、徐々に自立に向うようになることです。

 

Ⅱ.自立を目指した介助法のポイント

(1)できない動きのみを介助する

 

  1. 自然な動きで介助する(人間本来の合理的な動き)

 

介助される人が残された力を効果的に使えるような姿勢がポイントとなる。

 

例)

1.寝返りをしやすいのはどんな姿勢か?-寝返りの3つのポイント

      

 

  1. 立ちあがるまえにどのような姿勢をとると立ち易いか?また、立ち上がりの動きはどうなっているか

 

(3)老人のペースに合わせよう~殆どがゆっくりとしている

(4)老化や障害に適した物理環境の工夫(ベッドの幅、高さ、手すり)

(5)移動の自立のためには「移動の目的」が必要

 

 

 動作を大きく2段階にわける

  1. ベッドでの寝返り~起きあがり~端座位
  2. 端座位~立ちあがり~車椅子

 

 

Ⅲ.介助実習

①寝返り~起きあがり~端座位

1.寝返り:背臥位~側臥位(起き上がる側のベッド柵は除く。反対側には必ずベッド柵をつける-安全、マットのずれ予防)

 

寝返りやすい3つの姿勢を考える 

 

  1. 丸太棒の姿勢で寝返りできるか?-最も寝返りにくい?

 

 

 

 

 

  1. 寝返りしやすい姿勢は?-力が弱くても

体には、動きの要が3つある。さてどこか?               

 

その要が90度回転することが寝返りである。

 

  1. 患側、健側があるとき、起き上がりにつなげる場合、どちらに寝返るとよいか?

  (4)

膝に手(指)をあて介助してみよう

  1. 起きあがり  側臥位⇒肘立ち位⇒端座位

起き上がりやすい姿勢を考える

まず、実際に起き上がって動きを確認しよう

 

(1)側臥位から両足をベッド外に出す。足を膝まで出しすぎると不安定になるので注意。

  1. 横向きの姿勢(側臥位)から上肢のどこと何処で上体を支えて起き上がるか?

 

ポイントは脇の開き具合と頭

 

  1. 起き上がって端座位になるとき、頭はどのように動くか?

 

 

  1. 腹筋を最も使わないわきの開き方はどれぐらいか?

 

 

 

  1. 手をつく位置は?-腹筋が弱い人でもできる

 

  1. 座位:座ったときに足底が床についているか-お尻の位置、ベッドの高さ

3.ベッド←→車椅子の移乗介助の基本を学びます

 

②端座位から車椅子へ移る

立ちあがりやすい準備姿勢は?

  • 立ちあがる時の頭の動きは?
  • 半介助する人の基本姿勢は?~安定していて、腰を守る姿勢は?
  • 一部介助のとき介助者の位置は?

 

(1)立ちあがりの基本~2人で介助しあいます (半介助と一部介助)

  1. ベッド→車椅子 のとき車椅子を置く位置は2通りある

 

  1. 健側配置:健側の手足が使いやすいので、最も基本的なつけ方

 2.患側配置:効率的な方法

 

次ぎの順序で実習しなさい。

  1. 健側配置:まず自立→次に半介助→最後に一部介助

○自立

 

○半介助: 腰を守り、安定した姿勢を思い出そう

 

 

○一部介助 : 介助者は患側につく

 

②患側配置:部屋が狭いから行われた方法 

      非常に効率的・有効な方法である