寝返り~起き上がり~端座位の自立を目指した実習
寝返り~起き上がり~端座位の自立を目指した実習(写真を中心に)
起き上がりの介助では、肘立ちになりやすい介助が必要。介助される人の首の下に前腕を廻し、背中に手の平を当てる。顎を引かせ、垂直方向に起こすように、口頭や前腕で教え、背中に当てた手のひらを介助者の肘を支点に、手前に肘を曲げ肘立ちを介助する。
右手は介助される人の膝よりやや下に当てる。肘立ちで2~3秒体を安定させる。
○脇を90度程度広げると、手のひらがマット上につけなくなる。斜めに休む(対角線状)工夫もあるが、図のようにマットと同じ高さの手を着く台を設置する方法がもっと取り入れられてもよい。
○同じく移動用バーに付属する寝返りバーに手のひらをついて起き上がる方法もあるが、バーが細いため手を着きにくかったり、移動用バーの位置を最適な位置に決めることが重要である